楽譜

曲の「準備」が面倒すぎる?

ギタリストの多くは直感で動く動物。曲の楽譜を「他の人のために用意する」なんて経験が少ないかもしれませんね。
でも、「12小節のブルースを、ひたすら繰り返す」オケだけだと、作った最初は感激できてもそんなに長続きはしませんよね。ブルースセッションだと、生身の人が演奏しているので12小節の繰り返しでも変化があって飽きないのですが…

SNSやブログで情報発信する時に、文字入力と漢字変換が必須なように、おウチ録音では曲のコードやリズムを入力していかないと始まりません。Garagebandを使っているなら「Drummer」やアルペジオツール等を使って伴奏を用意できます。私は、前に連載を書いた「iReal」を使って、コード譜とリズムからMIDIファイルを作って録音ツールに流し込んでいます。いずれも、スマホやパソコンにいきなり入力するより、絵や自分だけが判る記号などで紙に下書ききして、それを元にして入力したほうが早く出来ると思います。

一旦入力が完了すると、DTMのメリットが多々でてきます。まず「実際に演奏させてみて正しいかどうか検証」できます。次に、MIDIファイルを楽譜に印刷することもできます。iRealで作成した場合は、コード譜だって作れます。オリジナル曲を作って伴奏の応援を頼む時、コード譜ぐらいはご用意しないと失礼かもですね。面倒でも、今はその時に備えた「勉強」だと思って頑張りましょう!

伴奏ができたら、ギターや歌を入れるだけ。 さぁ、録音です。最初の内は「録音スタート」の操作すら難しいと感じるかもしれませんが、慣れれば何とかなります。

ただ、私はしょっちゅうなんですが聴き直してみると「なんか、自分の演奏が冴えない」と思うことも多いと思います。その原因として、以下の3つがあると思っています。
1.自分の表現力・テクニックが足りない
2.機械音と一緒に演奏することに慣れていない
3.自分のパソコン・スマホやインターフェースがボロい
で、だれでも安易な方向に走るのは「人の性」。まずは、「3」について考えてみたいと思います。

次回は「ギターがモタモタ聴こえる」で行こうと思います。