楽譜

iRealって何?:第1回 コード譜としてのiReal

次のライブまで、かなり時間もあるので久しぶりにブログ書きを始めてみます。

ここ暫くで、多重録音(言い方が古いっ!)を使った「独りベンチャーズ」を始めました。その際のツールとして使っている「iReal Pro」ですが、何人かの人に興味を持って頂けたようなので、このアプリについての連載を書いてみようと思っています。まぁ、気まぐれなので何回続くかは怪しいですが….

iReal Proは、iOS(iPhone/iPad)、OSX(Mac)、Androidで稼働するアプリで、残念ながらWindowsでは現在のところ動きません。歴史もあり、かなりの人が使い方などをネットで公開されているので、深く知りたい方や、導入してみようという方は「iReal Pro 使い方」などでネット検索してみて下さい。どんな風な譜面が出来るかを、Stevie WonderのSuperstitionを例にすると、こんな感じの譜面を見ることができます。

コード譜を見慣れている人は気づかれると思いますが、
・ 4小節単位かつ筆記体で見やすい譜面
・ 分数コードや繰り返しなど複雑な記号も処理
など、十分に市販のコード本と同等か、それ以上の品質であることが分かります。

それもその筈。実は、この「iReal」ってジャズで今も販売されている有名なコード本「The Real Book」をアプリ化したもので、当初は「The Real Book」に倣ってiOSで動作する所から「iReal b」という名前で販売されていました。多分「b」は「Book」なんでしょうね。そして、当初は製品に同梱されていた譜面は著作権の関係からか、専用サイトから別途にダウンロードする形に改められました。そして、そのサイトでは今や、Jazzだけで1,300曲、BeatlesやStevie Wonderなども有名所は網羅した巨大な譜面データベースとなっています。

もちろん、良い点ばかりではなく、困った点(多分一番は有料アプリしか無い点かも?)も幾つかありますが、それはまた次回以降に….