(続)IRELって何:第3回:iReal以外の譜面系アプリ

音楽を書き記すやり方は、古くから様々な取り組みがありましたが、今日では書かれたものから音に変換できる技術も発達し、選択肢がどんどん広まってきています。iReal以外にも譜面系アプリを探そうとしても「多すぎて、どれから…」ですよね。パターン別に例を上げれば、
1.歌詞にコードを付ける:ChordPro系アプリ
2.やっぱり五線譜をつかう:専用ソフトの他いろいろ
3.ギタータブ譜をつかう:これまたいろいろ
もちろん、他にもあるかと思います。「これもあるよ」というものがあれば「お問い合わせ」からでもお知らせ頂けると幸いです。

ではまず、「歌詞にコードを付ける」からご紹介します。
「ギター弾き語り」では必須の譜面(?)ですね。昔は、「19XX年版 ヒット歌謡 XXXX曲」みたいなタイトルの分厚いコード付き歌詞本を買っていましたが、今では多くの人がネット検索していますね。この書式を標準化したのが「ChordPro」で、テキストのみで書けるので「メモ帳」などで簡単に編集できます。実は、きちんとした団体がその書式を決めて公開もしているので、対応するアプリやWebサイトも沢山あります。
https://www.chordpro.org/

私は、以下のアプリを使っています。他にも色々とアプリがありますので「ChordPro」をキーワードで探しましょう!
OnSong

Chordbase
Google Play で手に入れよう

そして、「五線譜を使う」です。
私は普段パソコンの「Logic」というDAWソフトから五線譜を出力しています。初歩的な五線譜だとこれでも良いのですが、「スタッカート」などはMIDIだと「音符と休符」となり別の意味になってしまいます。他に、「テヌート」、「クレッシェンド」などもMIDIでは表現できません。今日では「MusicXML」という規格ができ、その取り込み機能が備わるようになってきました。それらにも対応できる五線譜作成ソフトは、例えば下記があると思います。いずれもパソコンのソフトとなります。
有償だと:Finale
無償だと:MuseScore

最後に、ギタータブ譜です。
これは、五線譜程ルールが難しくないのでMIDIから作成するレベルで十分なことが多いと思います。ただ、私は普段タブ譜を使うことが無いので、あまり詳しくはありません。こんなサイトなどをネットで探してみましょう。

五線譜に話は戻りますが、私が使う意味には他にもあります。実はiRealの自動演奏を五線譜で出力すると中々勉強になるんです。次回は、その辺りをもう少し詳しくお話します。