前回までで、iReal Proそのものの使いこなしに関しての説明は終わりとします。で、今回はiOS版iRealのいろいろなものとの機能連携についてご紹介していきたいと思います。
ミュージシャンがiOS機器、とりわけiPadを購入する目的の一つに「譜面ノートとして使いたい」というのがあるのではないでしょうか? 私も、昔は複数のノートに手書きで譜面を書いていましたが、書いて時間が経つと「前に書いたけど全然見つからない!」という経験をよくしていました。今では一部をPDF化したので、検索はもちろん、ライブの曲順に「プレイリスト」にすることも可能になりました。ところが、人間の欲望は限りなくて、今度は「手を使わずにページめくをりしたい」となるんです。まぁ、企業側は当然そこを狙っていて、何社かから「Bluetooth Foot Pedal」なるものが発売されています。Airturnや、iRig BlueTurnとかいう製品がそうです。これらは、ページめくりするする他に、演奏や録音のスタート・ストップなどにも使えるものもあり便利です。私は、4つのスィッチがついたBlueturnという製品を使っています。
ミュージシャンがiOS機器を使って遊ぶ際に、もう一つ欠かせないのがGarageBandなどの音楽録音・編集アプリではないでしょうか? 実は「iReal b」から「iReal Pro」に改名した際から、iOSのオーディオ連携機能となる「Audiobus」と「Inter-App Audio」に対応しました。機能の説明は難しいので、DTM界の重鎮・藤本健さんのブログ記事にリンクをつけましたので、そちらを参考頂ければと思います。GarageBandと連携についてYoutubeで動画解説している人もいます。
他には、MusicXMLで出力して楽譜編集する機能や、MIDIで出力して他のDTMで使用する機能などもあります。前者はやったことがないのですが、後者は私の場合「Apple Logic Pro」というDTMアプリを使っているので、それをシリーズ最終回としてご紹介します。