楽譜

iRealって何?:第5回 コード譜を共有する

前回までで作ったコード譜を、異なるプラットホーム(iPhone/iPad/Mac/Android)や他の人と共有するにはどうしたら良いでしょうか? 実は、iRealには専用のフォーラムがあって、ここから「Jazz1300曲」や「Beatles71曲」などの先駆者のみなさんが作られたライブラリーを自由にダウンロードできます。iPhoneを使った具体的な操作方法は、先にご紹介した動画の通りです。(1:40秒位から、その解説が始まります)

でも、フォーラムで広く世界に公開するのではなく、内輪で共有するだけの時の方法も必要かなと思って今回ご紹介します。iOSで「共有」というとiCloudかDropboxではないでしょうか? 私の場合は、スマホがAndroidで、奥さんや娘が使うWindowsパソコンと色々な共有があるので、Dropboxをよく使っています。なので、ここではDropboxでの共有を例に記載します。共有するファイルは後述しますが「シンプルな文字のみ」の形式なので、NASやGoogleドライブなど他の方法でも同様に応用は可能だと思います。

共有の指定は、各プラットームのiReal「共有」アイコンから「コード譜を共有する」を選びます。そこで、iOSやAndroidなら「iReal Pro方式」を選択して保存先をDropboxにすれば完了です。Mac版なら「ディクスに保存する」を選んで、デスクトップなど適当なフォルダーを指定します。ちなみに、共有の方法が紙かPDFDなら「コード譜を共有する」選択画面で「PDF」を選ぶだけで完了します。iRealを持っていない人とのやり取りだと、この機能を使います。

Mac版を使いはじめてから判ったことですが、この操作で出来たファイルはWebサイトで使われる「html形式」なんです。なので、インターネットを介しても簡単に曲の共有が出来てしまいます。みなさんも、もしiRealをお持ちならこのサイトをご覧ください。多分、あなたのiReal Proに私が作った「The VenturesのBlue Star」を取り込めると思います。(もちろん不要ならスグに消して下さい)少しマニアックですが、仕組としてはURLに「irealb://」を使うという方法をとっているようです。たったこれだけの情報で曲の共有ができるなんて素晴らしい!

Mac版のiRealは、このアプリの便利さに気づくきっかけになりましたが、いろいろな機能を見ていくと「iRealを色々使うならiOS版がベスト」であることも実感しています。 次回は、iOSならではの機能連携について書いていくこととします。