朝ご飯を食べた後、荷物を「バルセロナにおいておくトランク」と「グラナダに持って行くトランク」に分けて整理してチェックアウト。
荷物を預かってもらって観光に。最終日は、地下鉄に乗ってピカソ美術館に。実は日曜日の今日は入場無料となることを前日に確認済み。「美術館はこちら」の案内に沿って狭い道を行くと、予想通りでしたが人の列が延々と。約1時間待ってようやく入場。
その間ずっと入り口近くでギターを弾いていたこの人。写真では良く見えませんが、金属製で鞍の高いブリッジ増設して弦高2センチ位はあるギターで、ベース音を効かしたラテン系の曲を演奏していましたがメチャ巧でした。ピカソは、その年代によって様々な作風を残していることが特徴ですが、私が子どもの頃の印象と異なり「絵が好きでしかもお上手な人」という認識を持ちました。特に、ラス・メニーナスの一連の作品はとても印象に残りました。
美術館の後は、近くにある大聖堂に入ってみました。ちょうど日曜でミサをやっており、残念ながら近くには入れませんでしたが厳かな気持ちになれました。
ポークサンドとシーフードサラダで簡単に昼食を済ませた後は、ガラスで覆われた近代的な音楽堂を外から見学。
その後はカタルーニャ広場に戻り、おみやげを買うのと避暑で百貨店まで。スペインワインやガウディの貼り絵絵本などを買って、最後に大通りをブラブラ。バスの車窓からよくみたガウディが建てた建物などを見て歩きました。
買ってあったパウンドケーキとビールを食べホテルに戻って「こちらは、又泊まるので預かって下さい」とトランク一個を預けてタクシーに乗り込み、一路空港へ。
今回、こちらでの移動は国内で手配してきたVueling。いよいよアルハンブラ宮殿を目指してグラナダです。
グラナダの宿泊先は Hotel Navas。3つ星ですが、今回宿泊先では格段に安く、少し心配していました。空港からタクシーで行きますが、スペインBARが連なる飲み屋さん通りでストップ。この先を歩けと言われて、その通りすると確かにホテルに到着。お部屋は全然問題無し。
夕食を食べに行こうと歩いていたら、向こうから歩いてきた数人連れに「日本人ですか?」と尋ねられてビックリ。日本から70年代グラナダに来られアーティストをされている奥様と、スペイン人のご主人、2週間のお休みを利用してロンドンから遊びに来られた日本人ビジネスマンとバルセロナ育ちの奥様という4人の方々。
「皆でご飯食べに行くけどよろしければ?」というありがたいお話に乗り、ご一緒させて頂く事になりました。
最初に行ったのは、何と人で溢れかえっている「立ち飲み」のBAR。人をかき分けて何とかカウンターに辿り着いてビールをオーダーします。
…と、出てきたのはビールと唐揚げのセット。「なるほど、これがホントのタパス」と納得して私達もビールをオーダー。おかわりを頼むと白身魚、イワシ、エビなどタパスは毎回趣向が変わります。そのうち、スペイン人のご主人が混み合った店内を物ともせずに写真を撮り始めます。私達も参加してみんなで記念撮影。
軽くアルコールを入れて、別のお店に行きます。このお店も混んでいましたが交渉して6人が座れるテーブルを作ってもらいました。席に座るとキチンとした一品を頼まないといけないようで、写真の一皿を注文します。これで20€とのことでしたがメチャメチャ豪華です。
すっかりお腹が大きくなり、英語・日本語・スペイン語をごちゃ混ぜに、ひとしきり互いの孫自慢などで盛り上がります。締めはお茶屋さんが閉まっていたのでアイスクリーム。「グラナダという地名はザクロからきている」とか、街や建物の説明を色々として頂きながらホテルに戻りました。
タイミング良くいい人達に巡り会え、とても楽しいグラナダ初日となりました。
ちょっと夜更かししたけれど、明日は朝からアルハンブラ宮殿です。