4/27/2003

前日が、夜明け前までのライブだったので、11時までぐっすりお休み。12時に伊沢さん到着。何と朝から教会で日曜日のミサに出て、音楽を聴いてから来たという。タフだ!

今日は、前日儲けたチケットがあるので、バス券を2枚と、フェス・チケットを1枚という変則買いをしてから会場に乗り込む。
さすがに4日目となると要領も解っているので、まずは伊沢さんが食べたことが無いというザリガニを食べてから、CDショップへ。
Kyokoさんがスタンプ10個を目指して、残り3枚のCDを買い込む。さすがにネビルもミーターズも全部買ったので、残りは適当みたい。で、おまけでもらえる1枚は、お楽しみに後で買うことにして、いざ本日の最初のお目当てのブルース・テントへ行こうとしたが…


Butch Mudbone:

いつもは通り過ぎる、Native American Village Stageだったけれど、ドブロ・スライドの響きが… サービス精神旺盛でステージから降りて来て、カメラを構えてる人を見つけるとポーズをとってくれる。TIGERを思い出すなあ・・・
オチャメなだけじゃなく、演奏も決まってた!

途中で別の会場に行こうとすると、若い白人のお兄さんがKyokoさんと何やら会話。聞けば、なんとブルース・テントで今日最初にやった、Littele Freddie Kingのドラマーだそう。どうも、こんな所まで来る日本人はめずらしいからか、いろんな人からよく声をかけられる。彼のお勧めは、Hot Club of New OrleansっていうAcoustic Blues。「ドラム無しなので耳に優しい」って言ってた。彼ドラマーなのに、うるさいの嫌いなのかな?



Eddie Bo:
サックスとギターにリズム隊が演奏後に、いよいよEddie御大が登場。で、「Eddieってピアノ弾きだったんだ。」って、私たちの知らなさ加減が露呈します。
でも、ボーカルは良いのだが、どうもピアノの音がいまいち通ってこない。
本人も、それに気づいているようで、最後は適当に帰ってしまった。「アラアラ…」と思いきや、何と傘を持って踊りながらのアンコール。

結局歌とピアノはやることなく、バックがもう一度やらせようとするが、当人は戻ってこず。 予定時間を大幅に切り上げて終了。

私たちも、今日のメインのドクター・ジョンとジョー・コッカーのためにアキュラ・ステージに向かう。今日も天気はいいので、野外のアキュラ・ステージに半日もいると、日焼けしそうだ。



Paul Varisco & the Milestones Reunion:
プログラムで見たジャンルは、R&B。でも座長もKyokoさんも一致した見解は、 「フィルコリンズみたい」。
聞き耳半分で、長期戦のための場所探しに入る。フェスにも慣れて要領が判ってきたので、それほどの時間をかけずに「いいスペース」を確保。

演奏が終わって3:00前。おなかが空いたので、ザリガニのスシ・ロール(要は巻きずし)を調達したり、ビールを飲んで時間を過ごす。セッティングで待つこと、約40分。アキュラ・ステージは、大がかりな舞台なので切り替え時間が長い。




Dr. John:
いよいよラス・マイで、ドクタージョンの登場。New Orleans系のピアニストの中でも、特にロングヘアの影響が強い人で、そのクラシカルなピアノに対してバックは「今風」。 これが上手く解け合って、とてもいい感じ。
なかでもドラムが達者な人で、コーラスやMCはもちろん、後半には犬の鳴き声まで強いビートを楽々とたたき出しながら、バッチリ器用にこなしていた。

ここでも、よく知った曲は観客みんなで大合唱。ホントいいな~~って思っている内に終わってしまった。

で再び待つこと数十分。今度はロック系だけに、セッティングが大変そう…
そうこうしている内に、伊沢さんが見知らぬ外人と親しげに会話。聞けば、昨日のミーターズで一緒だったそうで、向こうから声をかけてきてくれたそうです。 昨日も私たち以外に日本人は見かけなかったし、結構目立っているのかもしれないな..とか思いつつ、こちらもサービス精神を発揮して、写真を1枚。

Joe Cocker:
で、いよいよ私たちのフェス最後のショーは、ジョー・コッカーの登場。もういい年なので.. とか思っていたら、黒の上下でキメたジョーは、全然若くて元気。
手をフラフラして歌うのは相変わらずだけれど、声はパワフルだし、曲の最後では毎回大きく飛び上がってジャ~ン・ジャ! って感じ。

バックの女性コーラスもメチャメチャきまってる…と思っていると、一番派手な声は何と、コーラス隊では無く、ベースの女性が歌っているでは無いですか!感動ものでした。
構成は、この女性ベーシスト(5弦ベース)、女性コーラス2人の他、ギター、キーボード、サックス(時々キーボード兼務)、ドラムという構成。みんな完璧で上手い!
選曲の方は、ジョー・コッカーのヒット曲を全部集めた感じで、ラストの「ウィズ・ア・リトル」は当然として、WHATSレパートリーでもある、「愛と青春の旅立ち」や「アンチェイン・マイ・ハート」までやってくれて大満足。

今回はまだ食べてなかったマンゴーフリーズも食べたし、SUSI ROLLが美味しいという発見もあったし、もらえるCDもALLAN TOUSSAINTをGETして帰るぞ!
明日はもう帰国の日、記念にお世話になったシャトルバス(実はスクールバス)の写真を撮ってフェス会場を後にしました。

今晩は簡単に食事をしようと言うことで、伊沢さんが見つけたバーボンストリート入り口のKrystalバーガーへ行ってtakeout。


私たちの部屋でささやかにカンパイしてバーガーを食べて、帰りは同じ飛行機なので「じゃ、また明日」と早めに解散。

何しろ私たちは7時に伊沢さんは6:30にお迎えが来る。