4/25/2003


今日は、朝からフレンチクォーターで決まり。 その途中、ちょっと寄り道。POOH斎藤さんの助言に従いインターネットのチケットマスターでチケットを購入したものの、明日のネビルに備えHouse of Bluesでチケットを交換して、ついでに混み具合を確認。
聞いたら(って半分くらいしか分からなかったが)、何と深夜2:00のFunky Metersの方が既に売り切れで満員とのこと。大変かも....
ここでも、Kyokoさんは既にお買い物モードで、T-シャツを何枚かゲット。私も、多少ささやかにお店の名前入りのピックをゲット。

その後、お定まりのタワーレコード/ハードロックカフェを経て、kyokoさんお気に入りのフレンチ クォーターで延々とお買い物….
買い物嫌いの座長にとっては長~い時間だったかもしれないけど、Kyokoにとっては駆け足だった 。(Kyoko記)

一通り買い物の後は、前回は満員で入れなかった有名なCafeDuMondeにてベニエ&カフェオレで軽めの昼食。チップも込みで6ドルとメチャメチャお値打ち。流行るのも当然か!

2時半過ぎから、ゆっくりとフェス会場へ。今日の目的はボブ・ディランとゲートマス・ブラウンとシリル・ネビル。ただ残念な事に、3人とも同じ時間。分身の術が使えないものか?

いつものように、バスで会場に行った後、荷物チェック。ところがここで思わぬ問題!
kyokoさんが「おやつ」にと持っていったピーナッツが、チェックに引っかかって没収!飲み物・食べ物は持ち込み禁止だったと判明。まぁ、昨日3ドルで 買った物なので諦めて会場へ。ところが、チケット・チェックで2度目のビックリ。なんだか、座長のチケットを切ってくれない!聞いてみたけど、こちらの英 語も不十分で、結局サラのチケットを持ったまま通過。

Jeremy Lyons:

今日の最初は、ブルース・テント
もうステージ終わり近くだったけれど、白人ながら見事なスライドで、会場は熱気がムンムン!! 3人だけのシンプルな構成で、ギターはスライド一本槍。思い切りよく、かつブルージーでいい感じ。
ブルースに国境も人種もないのを実感。今度ボトルネックもやってみようかな?

Jo-El Sonnier:

ブルース・テントを出たら、ケジャン・ミュージック特有の、あのアコーディオンの響きが、普段ロック中心のアキュラ・ステージから。フィドルも聞こえて「いい感じ」。
どうせ、この後ボブ・ディランなので、寄っただけだったんけど結構良かった。ボーカルがアコを弾きながら、豪快にロック。
ケジャンしていて、とっても良かった。

で、待つことしきり。かつ思いっき~~り沢山の人がディランを求めてアキュラへ…

Bob Dylan:
やっぱり、今年のフェスの超目玉。始まる思いっきり前からスゴイ人だ。我々は、最初少し見てからネビルの予定だったので、敢えて観客席の端の方で見ようと 移動をし始めたが、どこまでいっても観客がびっしり。結局、会場である競馬場の第4コーナーにステージがあるのに、第3コーナーまで移動して、小さく・小 さくスクリーンが見えるところまで移動。ステージそのものは、見えない。ここで暫く待機….

で、いよいよスタート。最初から「あの声・あの節回し!」やっぱり感動もの。
ただし、スクリーンにはキーボード・プレーヤーが見えるだけ?何と今回ディランはギターではなく、キーボードの弾き語りで登場していた。
初期の数曲を除きディランの曲を私は、あまり知らないのですが、アップテンポの曲の連発で決める。よく見えないものの、バックミュージシャンも結構な人数構成で、リード・ギターはまたしてもテレキャスターを弾いている。う~ん流行なのかな?

最初の数曲が終わっても、人出がとまる様子がない。あとで聞いたのですが、何と49,000人がこのステージだけで居たそうです。とても納得です。こんな 大規模な野外ステージの経験は初めてでしたが、ネビルの時間が迫ってきたので、予定通り退散してコンゴ・ステージへ向かう。


Cyri Neville & the Uptown Allstars:
大好きなネビルの中でも、Kyokoお気に入りのシリルのステージ。でも、ディランに人がいってしまったのか、席はまばら。
1番前まですんなり行けて、隣に陣取ってる二人に「ここに座っても良いかな?」って感じで聞いて椅子を出して座る。
夫婦で来てる感じの二人だったが、そのうち女性の方が「演奏が始まったらあなた達の方へ行って椅子がじゃまになるかもしれない。私たちは朝1番からこの場所を確保してるのよ。」てなことを言ってこられた。
「ゴメンナサイ、私たちは来るのが遅すぎたよね?」「That’s right!」てな調子で半分判るか判らないかの会話をして「始まったら椅子は片づけて立ってみるから。」とか何とか言ってひたすら恐縮する。
私たちも早めに行ったつもりだったけど、まだまだ修行が足りないようで。 振り向くといつの間にか結構な人が詰めかけている。 そうこうする内にCyril登場!

大好きなCyrilがステージの真ん中でコンガをたたきながら歌ってる!
真っ白なKANGOLのハンチング帽子を前後反対にかぶってる! マイブームなのかネビルの時もかぶってた。私も紺色なら持ってるぞと思いつつ。
出だしから、曲名は知らないが、New Orleansをテーマにした曲でグングン盛り上げてくる。その後も立て続けに聞き慣れた曲も交えながら、とっても生き生きと歌い演奏する。
後半はゲストを交えながら、女性ボーカルやロックギターをフィーチャーして趣向を変えながら厭きさせないステージング。アッという間の1時間でした。
終わってから、明日もHouse of Bluesに来るという隣の二人とは、結構友好的に「See you tmorow!」とお別れしました。


夜、伊沢さんから電話があるかもしれないので、ホテルに戻りこちらから電話してみた。
最初に座長が電話したけれど、何故か上手くつながらず。2回目にKyokoさんがかけたら、無事に繋いでくれたけど、今度は部屋に誰もいないみたいで、留守電を入れる。まぁ、電話を繋いでくれたところを見ると、無事に向こうも着いたみたい。

9時まで連絡が来ないか待って、じゃあ今日も遅めの食事にするか!とバーボン・ストリートに出てみてビックリ!昨日までがウソのようにメチャメチャ人が多い!! おととい行ったレッド・フィッシュに行ってみると、何と1時間半待ち。あきらめて、向かいのお店にいっても、やっぱり45分待ち! 結局、町で食べるのは諦めて、ホテルで食べようということに… 前日まではピアノ・ソロだったホテルのバーでは、今日はドラム/ベースに加えて女性ボーカルまで入ったシックなジャズをやっている。

「食べるものがある」と言われたので入ってみたけれど、席に着いてから「食べ物は10時までなので、メニューのこの部分しかだめ」といわれて、メチャショック。10時をほんの少し過ぎただけなのに….で、しょうが無く指定された中から、適当に2品を選択。
でも、出てきてビックリ!でかいエビ10尾がチリソースを入れたグラスの周りに並んでいる豪華さ。食べたら、これがまた旨い。
Kyokoさん曰く、「New Orleansで一番おいしい」とお褒めの言葉。 もう1品はスモークサーモンサラダ。切り方は相変わらず分厚いが、マイルドで美味しい。 こちらの常識では「食事」の部類に入らないかもしれないけれど、私たちには、充分の量で大満足。 さぁ、明日は長いぞ。もう寝よう。