7月7日

8:30 起床。雨が少し降って寒い。
身支度をして食堂へ行く。さすが三つ星ホテル!ウエイターも白シャツ黒ズボンでパチッとしている。
セルフだがコーヒー・紅茶はポットに入れて席へ持ってきてくれる。
カナコ曰くジャムなどもメーカー品が置いてあるそうな。
ハム2種類・ヨーグルト(チーズケーキ&オレンジ)・Kiriのクリームチーズ・バター・パン・グレープフルーツジュースを取って席に着く。コーヒーを頼む。豪華だ!

10:30宿を出る。駅まで近いので助かる。
切符の自販機で電車の時間を調べると10:51発のフュッセン行きがあった。
1~36番ホームまで有り、フュッセン行きは32番ホームでもう電車は来ていた。
相席でおばあちゃんと座る。隣は赤ちゃん連れのイギリス人ツアー客だ。
出発が20分遅れる。運転手が行方不明らしい。車掌はウロウロしている。かわいそうに。
もう一人おばあちゃんが座る。80歳だって。
快速電車が出発し2つ目の駅に止まったときおばあちゃんが降りた。
残ったおばあちゃんも親切で空いた座席に「荷物を置けば?」と言ってくれる。
隣の赤ちゃんはずっと寝ている。
その内もう一人のおばあちゃんも降りた。
この電車のトイレは汚くて残念だった。
街を走っている間は快速だが田舎に来ると普通電車になる。だんだん山に近づいてきた。
赤ちゃんが目覚めて騒ぎ出した。
車掌さんは忙しかったためか検札に来なかった。

13:00頃フュッセン着。寒い。
宿を取ってないのでツーリストインフォメーションへ行くとこれを見て探すようにと宿の写真付きパンフレットを渡される。日本語の観光案内パンフレットもあった。
イギリスのインフォメーションでは探してくれたがドイツでは自分のことは自分でだ。
雨が降ってきた。メインストリートは四つ星のホテルが多い。さすが観光地。
三つ星の「鹿ホテル」に入って聞くが120ユーロでダブルと言われ高いので止める。
雨が酷くなる中荷物を持ってホテルを探すが閉まっていたりなかなか見つからない。

その時看板を見つけてそれを頼りに歩いていくとホテルレストランがあった。
聞いてみると2人1泊74ユーロ。安いしすぐに決める。
レストランの2階に部屋があって子供部屋みたいな部屋だ。少し狭いがユニットシャワーにトイレ付きだし上等だ。
荷物を置いて下のレストランで昼食を食べようとしたけど、もう昼食は終わっていて18:30からまたやるらしい。
日本人ツアー客が昼食を食べていた。トイレも日本語で書いてあるし日本人利用者が多いみたいだ。どこかの旅行会社と契約してるのだろう。日本人添乗員もいたし。
部屋に戻って持参のパンとジャムと水で昼食にする。

食事後散策がてらノイシュバンシュタイン城の麓まで行ってみる事にする。明日の入場チケットを買っても良いし。
16:05のバス(1,3ユーロ)に乗るが運転手さんがすごく怖い。私達はカナコがドイツ語解るから切符を買って乗ったけど挨拶もない。韓国人の子供達は言葉が解らず怒られてとても苦労していた。かわいそうにお客さんなのにね。
終点に着いてチケット売り場に行くとオーディオガイドなら日本語で17:35のコースがあると言うのでチケットを買う。9ユーロ。
雨も降るし馬車で城の入り口まで行く。行きは5ユーロ。帰りは2.5ユーロ。
イギリス人の4人家族と中国人の5人家族と一緒に馬車に乗る。人数がそろうと出発だ。
急な登り道で2頭の馬は頑張る。雨だし山だしとても寒い。終点まで30分ほど。


そこからさらに歩いて登る。城は近くで見ると美しくそびえ立っている。
大勢の人が入場待ちをしていた。城の門に電光掲示板があって番号が3つ並んでいる。


508,509,510と出ていた。自分のチケットに書いてある番号が出ると城の中庭にある番号の下に並びチケットを入れて改札機を通って前のチェーンが開くのを待つ。
私達は515番で中庭が空いてきたので中に入る。
すごい階段を上ってテラスに行って下を見てみた。私達と同じような顔をしたアジア人が大勢いる!日本人ツアーの人達は既に首からガイドを提げている。514番でみんな入っていった。
515番は韓国人ツアー、イタリア人ツアーと私達だ。17:35ぴったりに入城。同じ番号の人は団体行動で見学していく。
入ったところでひげそり型のオーディオガイドを聞きたい言語を言って受け取る。
耳に当てて聞きながら進むが「次の説明は・・・へ行ったら始まります。」と言って切れるのでうかうかしていられない。だいたい始めて行ったのにどこがその・・・か解らない。
突然説明が始まるからいつも最初を聞き逃す。予習していけば解ったかも。

しかしすごい城だ。完全に自分の趣味で作った城だ。しかも凝り性。お見事!でもお金を使いすぎじゃない?
雨が上がって城からの眺めは最高だった。
1時間ほどで見学は終わり土産物店、喫茶店を通り城の外へ。
お客を待つ馬車もいないし雨も上がったし歩いて下山する。
途中で馬車と行き交った。今から登る人もいる。かなりの坂道で足がガクガクする。

今回の旅の最大の目的を達成しバスに乗ってフュッセンへ帰る。
スーパーで水などを買ってから宿へ帰ってそのまま1階のレストランへ行く。
シュニッツェルとバイエルン名物の白いウインナーを注文する。シュニッツェルはすごいボリュームでジャガイモ付き。カナコは今まで食べた中で一番美味しいと言っていた。

ウインナーには甘いマスタードソースがかかっていて美味しかった。ウインナーはスナックの所に書いてあったので量は少ないだろうと思ったが私達はその2品で満腹になった。
カナコは水、私はビール2杯飲んで24ユーロ。



食後は2階へ上がって部屋に帰った。
TVをつけたらスイスの番組を放送していた。この辺りはオーストリアとの国境だものね。
バイエルン地方はかなり陽気な気質みたい。
シャワーを浴びて寝る。