7/9(金)Singapore

7時半のモーニングコールで起き、まずは朝ご飯。
さすがHilton Singapoleで、オレンジジュースもおいしいし、洋食は無論のこと中華・アジアン・和食と様々に取り揃ったメニューは大満足。
食事の後は、まだ開店前だったが2階のブランド店を見て回る。

9:00からは、今回唯一の団体ツアーイベントとなる「市内観光」に参加。
バスで各ホテルを回った後、まず最初に訪れたのは「スリ・マリアマン寺院」。
この寺院はヒンドゥー教で、寺内の写真は禁止。入るには靴を脱いで裸足で入るのが礼儀。
正面の祭壇だけでなく、天井にはとても立派な曼陀羅があり、外壁もカラフルで異国情緒たっぷり。
また僧侶は上半身裸で、平日ながら沢山の信徒の方も来られていた。
旅行会社カメラマンの要望に応えて記念撮影したのが、右の写真。
他に周辺はこんな感じでした。

続いて、今度は仏教のお寺となる仏牙寺龍華院に。
こちらは、日本人にも何となく「お寺だなあ」と感じられる雰囲気。
ただ、建物内にあった壁画をよく見ると「絵ではなく刺繍」だったことを発見。
写真を撮ったが、かなり拡大しないと判らないほど精緻にできていました。


寺院を見学した後は、朝市に。
地下に造られた市場は、魚介類から果物まで豊富にあった。
ただ、シンガポールの市民は自宅で食事を作らずに、ホーカーズで外食するのが基本とのこと。
せっかく、おいしい食材がいっぱいあるのに勿体ないかも…
とも感じつつ、私たちは果物屋さんで試食もさせて頂き、簡単に剥けて美味しかったので、
「マンゴスチン」と「ランブータン」という果実をゲット。


その後、シンガポールの象徴となるマーライオンを見学。
途中、私は前回訪問時に知っていたが、街中を走る途中のマンションにから飛び出ている「物干し竿と洗濯物」にkyokoさんはビックリ。
ただ、私も今のシンガポールの住民の70%以上が中国系と聞いて、これはビックリ。
他には、カローラが500万円もするとか、セントーサ島にあるカジノに現地の人が入るには100ドルかかるとかを中国系のガイドさんに教えてもらった。 こういう国内事情を聞ける点は、団体ツアーの良いところかもしれないと思った。

「宝石城」というジュエリー工場・販売店を経て、ホーカーズでお昼ご飯。
ツアーに付いている10シンガポール・ドルのチケットで、チキンライスや辛目のシーチキン麺をオーダー。
デザートに見た目がかわいいボボ・チャチャというのを頼んだが、温かいココナッツミルクに小芋が入ったものが出てきてビックリ。
ミルク入りのお雑煮みたいな不思議な食べ物でした。

最後に昨日も1階だけ覗いた、DFSギャラリアに到着して解散。
ブランドものにあまり興味が無いので、幾つかのお店を見た後は、ゲットした果物を置くため一旦ホテルに戻る。

今回のツアーでは、事前にkyokoさんが買った「地球の歩き方」という本が「バイブル」として大活躍。
今日の予定はこの本から得られた情報を元に、20年前には無かったMRTというシンガポールの地下鉄を利用して観光することにしていた。


まずは、オーチャード駅でシンガポール・ツーリスト・パスを購入し、MRTでシティ・ホールまで直行。
目的地は、ラッフルズ・ホテル。以前タイに行った際に購入し、気に入っているジム・トンプソンが ホテル・アーケードに入っていて、今回もお値頃で素敵なスカーフや子供向けTシャツがあったので、おみやげとして購入。

その後、ホテルのあちこちを見学した後、目的であったロング・バーに行き本物のシンガポール・スリングとピーナッツを頂く。
シンガポール・スリングはパイナップルや種を取ったチェリーが付くなど豪華だが、基本的にシンガポール・エア機内で飲んだのと同じく甘く緩めのジュースに近いカクテル。
驚きはピーナッツで、殻付きの豆が升のようなものに盛られているが、食べかすは全部床にまき散らすのが食べ方のようだった。
また、天井にはユニークな団扇を連ねた扇風機があり、とてもアジアンな雰囲気で楽しめた。

再度、シティ・ホールからMRTに乗り、今度はアン・モン・キオという駅まで向かう。
都心からかなり離れるので、「田舎」を想像していたが、とんでもない。
駅前のビルや周辺の商店も含め、名古屋周辺ではなかなか無い位の大きな街並だった。

駅の向かいにある巨大なバスセンターからバスに乗って、シンガポール動物園に向かう。
バスに沢山の人が乗っていたが、途中の住宅街で下りてバスは私たち2人と、若い女性の旅行者の3人だけに。
信号もほとんど無い森の中、よく整備された道路を走るのだが、かなりオンボロな路線バスが凄い音と速度で駆け抜け一路動物園へ。

ナイトサファリは「バイブル」のガイド通りに、日本語トラムを予約した後、食事はボンゴバーガーとビールをオーダーし、トライバルダンスショーを見るべく席を取る。
おかげでショーを間近で見られたが、ダンサーが火を噴くと熱風を感じてしまう位で感動。

ショーが終わった後はトラムに乗って園内を回る。日本人のガイドさんだったので、とても判りやすく聞きやすい説明だったが、2台連結されたトラムの各客室向けに配慮した説明が何故か少しずつ違う。
後でわかったが、「その場に行くと幾らでも話すことはあるので」とのことで、シナリオを全く持たずに話していたようで、改めて感心した。

帰りは同じ経路で、アン・モン・キオまでバスで戻りビールを飲もうとするが無し!
シンガポールの喫煙ルールは聞いていたが、お酒の販売もかなり制限されているようで、ここに限らず探すのに結構体力と根気が要った。
結局、駅前のビルにあるトースト・ボックスというチェーン店でバナナケーキとコーヒーを飲んだ後、オーチャードまでMRTに乗りHiltonに戻る。

夜の散策で、トイザラスやハードロック・カフェの場所を確認し、翌日行くこととした。
最後に、飲めなかったビールをセブン・イレブンで買って、朝市の果物と共にホテルで楽しんで明日に備える。