5:30 起床。朝食を食べずに6:40宿を出発。
最寄り駅の地下鉄ラッセルスクエアーへ行き、キングズクロスとセントパンクラスで乗り換えてビクトリア駅へ。
そこから13番ホームのガトウィック空港行きの急行で30分、順調にいきすぎてすごく早く着く。
簡単な荷物検査とパスポートを見せてチェックインしてコーヒーとバケット(これが売り物)をアッパークラストで食べて朝食。
免税店を見たりしている内にゲート案内があって、90番ゲートへ。この空港も広くて混んでいる。
ゲートを入ってバスに乗り飛行機へ行くが、バスには早く乗ったのに飛行機に乗るときは最後になってしまって 奏子と並んで座れなかった。
10時過ぎに滑走路へ移動して10:25離陸。
通路を挟んで3人ずつ座る小さな飛行機で、飲み物を配りに来るがお金が必要らしい。席も自由席だし電車と同じ感覚だ。
11:50プラハ到着、またバスでターミナルへ。ここの入国審査のお姉さんは英語がしゃべれないようだ。 無口で何も聞かずにアッという間に通してくれる。
荷物を受け取って、とりあえずお金を払わずトイレが使えそうなので行く。お金を両替しようとしたが、 レートが高いんじゃないかとATMでCitiBankのカードを使って2000チェココルナ(Kc)おろす。
シティーセンターへ行くためバスのチケットを買おうとしたら「こんな大きなお札は止めてよね!」と断られ食事をすることにする。
何しろATMからは2000Kc札がペロンと1枚出てきたんだから。
空港でホテルを予約する自動販売機みたいな物があった。
ホテルの名前と写真一覧の横にプラハの地図があって、ホテルのボタンを押すと地図の場所に電気がつく。 専用電話で目当てのホテルの番号を押すとそのホテルにつながる。
一ヶ所やってみたが、書いてあった料金よりすごく高いので止める。
やっとバスのチケット(12Kc)を買ってバス乗り場へ行く。
ツアー以外の旅行者も普通はシャトルバスで行くのだが、値段が10倍程違うし「地球の歩き方中欧」にバスと地下鉄 を乗り継いで行く方法が書いてあったのでそちらで行くことにする。
本には乗るバスの番号まで書いてあるし、乗り方も書いてあるので助かった。何しろ一般市民は全く英語が通じない。
私も同じようなものだから偉そうなことは言えないけど、観光スポットにいる人やホテルの人はある程度オッケーだ。 しかしこれが大変な旅の始まりだった…
途中で酔っぱらいが二人乗ってきて私達と向かい合わせの席に座るし、立ち上がって後ろへ行ったのでヤレヤレと思ったら 別の男にたかり出して(これは何を言ってるのか解らないので想像)大声でわめきあってる!
大人しくなったかと思ったら今度はパンク!しかも2度も!!それなのにバスは走っている!!!もう信じられな~い!
次のバス停でとにかく降りようと言ってたら、バス停に止まったとたんにしっかり者の女性が 「みんな降りて!このバスダメよ!」
てな事を叫んで自分はさっさと降りた。後を追うように乗客は全員あわてて下車した。
下車したのは良いけど、結構田舎だし乗れるバスは来ないしタクシーも通らないし心細い思いで何台かバスを見送った。
やっと目的地へ行けるバスが来て地下鉄のノベブトブィツェ駅に着いて、そこから地下鉄で町の中心ムステーク駅へ行った。 今日の宿を予約するためにツーリストインフォメーションを探さないといけない。
本を見ながら親切なアイスクリーム屋のお兄さんさんに聞いたりして探すが、観光客で町はあふれかえり、 石畳の道は荷物を引きながらは歩きにくく、その上やたらと暑く、周りの景色はすごいけど感動より疲労が押し寄せる。
奏子は頑張りすぎて頭が痛いと言い出した。 探していたツーリストインフォメーションはあきらめて、別のツーリストインフォメーションでB&Bを予約出来た。
ここから地下鉄で2駅の所にあるPrague Hotel Locatorという所だ。
ムステーク駅に戻ってムゼウム駅でA線からC線に乗り換えてI.P.パブロバ駅で降りて歩く。
駅から5分という話だったが足取りも重く10分程かかってB&Bへ着いた。
プラハのホテルは高いと聞いていたが、実際余り良い部屋ではないのに一泊2700Kcだ。 4階で屋根がロフトのように傾斜していて窓があって、狭いしベッドと言うよりソファーみたいだ。
シャワー・トイレは部屋に付いていて水の出が良いのは嬉しかった。
とりあえず一休みして、晩ご飯の調達に出掛けた。
ロンドンとの時差は1時間こちらの方が遅いがもう6時だ。
レストランに入る元気は無く、地元の店で500mlビール28Kcとパン6Kcを買った。 チェコはビールが美味しいらしい。言葉はまるで通じなくて、身振り手振りで買った。
マクドナルドにも入って、フライドポテトM・チキンナゲット・ペットボトルの水を買ったら100Kcだった。 マクド(関西ではマックなんて言いません)とケンタはどこにでもあって地元の物価に比べて高いが、 メニューを見ながら言葉が通じなくても買えるので利用しやすい。
B&Bへ持ち帰って食べたら少し元気が出た。早く帰ってきて良かった、ものすごい夕立が降ってきた。
ロフトに窓があるので、雷が光るともろに光るし叩きつけるように雨が降って恐ろしい。
このままじゃ寝られないと思ったが、寝る前に止んで良かった。
この部屋はTVがあるが当然ながらチェコ語なので、ちんぷんかんぷん。「ヨーロッパのスポーツ」というチャンネルだけ英語放送でツールドフランスやなぜか大相撲をやっていた。
大変な一日で疲れたので早く寝ることにする。