Electro Harmonix Big Muff Pi

 バンドのベーシストが、ハワイで買ってきた歪み系エフェクター。今日、資料を遡ってみてもおそらく発売後間もない時期の製品で、当時の国産Fuzzとは音色もサスティーンも比べ物にならないその音にビックリしたものです。その後の学生時代を通して、Fender StratocasterDeluxe Reverbで作ったクランチに、このFuzzを加えた構成で演奏していました。当時、この組み合わせで録音した演奏はこんな感じでした。甘く永遠に伸びるサスティンですが、ストラトのボリュームを思いっきり絞るとバッキングのコードも弾けるすぐれ物でした。
 ただ、もともと自分のものでは無かった上、大学卒業後はバンド活動も休止したので使うこともなくなり、アンプを含めて持ち主の元に帰っていきました。確かに当時としても画期的なエフェクターでしたが、Big Muff人気が今日までこんなに続くとは、思いもよりませんでした。