Fender Deluxe Reverb

Fender Deluxe Reverbたまたま、YAMAHAを買った楽器屋さん(大阪の関西楽器社)で、Fenderのアンプが中古で入荷。当時は、本物の輸入アンプ、ましてFenderアンプなどは大手の楽器屋さんの店頭でもめったに見ることは無かった時代! 楽器に糸目のない当時のバンドメンバーが中古でも何でも「Fender」だからと購入。「おれ、ベースだから貸してあげる」の一言に、その後4年以上愛用。学生時代のコンサートのほとんどは、これで済ませました。
弾いてビックリ。小さめの音量だと、Fenderアンプ特有の抜けるような高音に加えて、なんとも美しいリバーブがかかり、自分の演奏とは思えないほど。 その後ライブで使用して、ストラトをフルボリュームでならすと、もう一度ビックリ!レコードでさんざん聴いた、「あのドライブの効いたリード」が簡単に出 ることを発見できました。
以来、どこでも基本的にボリュームもトーンも全て10(いわゆるフルテン)で弾きまくりの毎日。バンド後期には、たまにFenderのツィンや国産の大型アンプを使用することもありましたが、基本的にこのアンプを使い切っていました。
ただ、ミドル・ローの押し出しが少ないことと、相当に音量をあげないと思った音まで行きません(これって小さい会場では大変)。さらに当時のPA設備で は、ギターのPAなんか無くって大きな会場や野外では音量不足になることから、なかなか音量調整が困難!唯一それが不満でした。
後期には、小さい音でやるときに当時日本にはまだ入っていなかった、エレハモのビッグマフを繋いでサスティーンを稼ぐ方法で対応。感じは変わってしまいますが、これはこれで快感でした。
あのビッグマフはいまどこへいったのかなぁ?間違いなく超初期バージョンで、いまならいくらで売れることか…
突然、持ち主が金策の都合からか(?)別のバンド仲間に売ってしまい、このアンプとはお別れ。買い取る話もあるにはあったのですが、上記不満点から止めました。いま思うと、これもトッテももったいなかったかも….